最近SNSなどでポートレート撮影した写真を見かけることが増えたと思います。
ポートレート撮影はただ人を写した写真なのに、魅力的で引き込まれてしまいます。
しかし、カメラ初心者や写真に関心があまりない人の中には「ポートレート撮影って何?」という人も多いとでしょう。
まずは、ポートレート撮影とはどういうものなのかを説明していき、実際に撮影するときのポイントなども解説していきます。
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ポートレート撮影とは?
人物を撮影した写真作品は、ポートレート撮影とスナップ撮影に分類されます。
2つの写真の違いは被写体の意識で、スナップ撮影が「撮られる写真」ならポートレート撮影は「撮らせる写真」です。
この2つは混同して考えられますが大きく違いますので理解しておきましょう。
そして、ポートレート撮影はより人物中心にテーマをおいた撮影になります。
ただし、必ずしも人物の全身が写っていなければならないわけではありません。
顔や体の一部、後ろ向きのでも、人がテーマになっていればポートレート撮影です。
スマホのポートレートとは?
iPhoneを利用して写真撮影をする機会が多い方は、スマホのポートレート機能を思い浮かべるかもしれませんね。
スマホのポートレートモードは俗に言うポートレート撮影とは違い、背景をぼかして被写体を際立たせられる撮影方法です。
ポートレートモードを使うことで、疑似的に背景をぼかせられるので一眼レフでF値を絞った時のような写真が撮影できます。
もちろん人物を撮影する際にも利用できるので、ポートレート撮影したいと思っているならスマホのポートレートモードで練習してみるのもおすすめです!
とはいえ、スマホのポートレートモードのレベルは低いので一眼レフとは比べものにはならないと覚えておきましょう。
ポートレート撮影とスナップ撮影の違いについて具体的に解説
先ほども簡単に解説しましたが、ポートレート撮影とスナップ撮影の違いについて具体的に解説します。
簡単に言うと、下記のような違いがあります。
- ポートレート撮影:カメラマンと被写体が作り出すアート
- スナップ撮影:カメラマンが切り取る日常
これらについてそれぞれ解説します。
ポートレート撮影:カメラマンと被写体が作り出すアート
ポートレート撮影は、被写体とカメラマンが作り出すアート作品のようなものです。
ポートレート写真は被写体の「美しい姿を撮影してもらいたい」という気持ちとカメラマンの「美しい写真を撮影したい」という気持ちがマッチして初めて撮影されます。
お互いに美しい写真を残したいという思いから作られるアート作品ともいえますね。
良いポートレート写真を撮影しようとするなら、カメラマンと被写体のニーズがマッチしていなければなりません。
ポートレート写真はカメラマンと被写体とのコミュニケーションが大切だと覚えておいてくださいね。
スナップ撮影:カメラマンが切り取る日常
スナップ撮影は被写体が気づかないような一面を、カメラマンが撮影することによって出来上がります。
ポートレート撮影はカメラマンと被写体のコミュニケーションが大切でしたが、スナップ撮影はカメラマンの技量がほとんどです。
被写体に指示をして撮影するのではなく、何気ない一面を切り取ることで撮影できます。
「ここだ!」と思った瞬間にシャッターを押せる人がスナップ撮影のプロになれますね。
スナップ写真撮影は一瞬のシャッターチャンスを逃さずに撮影することで、カメラマンの技量がすごく表れるということを覚えておきましょう!
ポートレート撮影に必要な機材
ポートレート撮影できれいな写真を撮影するためには、必要な機材をそろえましょう。
そのためには以下の2つを用意することが必要です。
- 一眼レフカメラ
- 単焦点レンズ
ポートレート撮影をするためにそれぞれを用意する理由があるので準備をしましょう。
一眼レフカメラ
ポートレート撮影には一眼レフが必要不可欠です。
デジタルカメラやスマホのカメラではポートレート撮影に必要なボケ感が出せないのです。
スマホのカメラも画質は改善されてきていますが、一眼レフを使った写真のほうが高画質できれいな写真になります。
せっかく一眼レフカメラをもっているのであれば、機能を使いこなしてきれいな写真をたくさん撮りましょう。
おすすめ①NIKON D750
フルサイズでありながら重量が軽いのがポイントのNIKON D750。
発売年は2014年ですが、「2400万画素」、「51点AF」、「測距輝度範囲は-3EV」と十分な性能です。
フルサイズカメラの中では、低価格で初心者でも手が出しやすいでしょう。
カメラ本体が軽量だからこそレンズに重量があったとしても安心で、女性の方や長時間の撮影でも大丈夫です。
CANON EOS6D MarkⅡ
CANON EOS6D MarkⅡは「2620万画素」、「45点AF」、「バリアングル液晶搭載」と魅力的なスペックとなっています。
最近では、価格も下降気味で20万円を下回りました。
動画撮影にも向いているため、幅広く撮影をしたい人におすすめのカメラです。
単焦点レンズ
一眼レフカメラの初心者セットなどについてきたズームレンズでも撮影は可能ですが、標準ズームの広角域レンズだと被写体に歪みが出てしまうこともあります。
レンズ焦点距離 | 使用目的 |
135mm | ・野外で大きな玉ボケを作りたいとき |
50mm | ・ポートレート撮影をしたいとき |
35mm | ・全身~バストアップまで撮影したいとき ・室内などの狭い部屋で撮影するとき |
ポートレート撮影に向いているレンズは35mm~80mmくらいのレンズです。
初心者の方は50mmのレンズを使うことをおすすめします。
ポートレート撮影におすすめのレンズをいくつか紹介します。
おすすめ①Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは持ち運びやすく、撮影に集中できる標準レンズなのが特徴です。
性能はF値が1.8と明るく、重量は約185gとコンパクトです。
強力なAF機能を搭載し、ピント合わせは抜群です。
写真の仕上がりはシャープでボケ味もよいため、ポートレート撮影に向いているレンズとなっています。
おすすめ②SONY FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM
SONY FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GMは高い解像力とボケ味が際立ったSONYの中望レンズです。
11枚羽の円形絞りを採用した初めての製品で、位置検出センサーが2つあり、精度の高いAF制御が特徴です。
動きのある被写体を撮影するときに活躍します。
ポートレート撮影に適したカメラ設定にする
まずは、ポートレート撮影をするための設定をしていきます。
おすすめの設定は以下の通りです。
- マニュアルモードに設定
- ISOをAUTOにする
- F値はF2.8やF4など低めに設定する
- シャッタースピードは1/250以上にする
- ホワイトバランスを調整する
それぞれの設定方法や理由について説明していきます。
マニュアルモードで微調整を行う
一眼レフ初心者だとPモードで撮影している人がほとんどだと思います。
Pモードでの撮影は、撮りたい風景に合わせて自動でシャッタースピードやF値を調整してくれます。
一眼レフの操作は複雑なものが多いので、初心者でも気軽に撮影するための設定です。
しかし、ポートレート撮影では細かい調整が必要になります。
設定細かい設定ができない分、イメージしている撮りたい写真とは遠ざかってしまいます。
Pモードに設定をしている人はマニュアルモードに設定をして微調整をしていきましょう。
ポートレート撮影をする上で、調整すべき機能はこのあと紹介していきます。
ISO感度をAUTOに設定する
ISO感度とは、カメラが光をとらえる能力を表す数値です。
暗い場所で撮影をして、ノイズが出てしまった経験はありませんか?
そんな問題を解消するためにISO感度をAUTOに設定しましょう。
先ほどカメラ全体はマニュアルモードに設定することをおすすめし、ISO感度も微調整できますが撮影に集中するためにもAUTOに設定しましょう。
ポートレート撮影をする際には光の取り込みが重要なので、基本的には明るい環境で撮影をしましょう。
F値を低めに設定してピントを調整する
ポートレート撮影の1番の特徴は背景をぼかすことです。
背景をぼかすことで、人物を際立たせ余計な情報をカットできます。
しかし、人混みやビル街などのゴチャゴチャしている環境での撮影では苦労してしまうでしょう。
ポートレート撮影に苦労する環境での撮影も、F値を低めに設定することで、きれいな写真を撮影することができます。
F値を高く設定すると背景までくっきり写り、低い設定ではピントが合う範囲が狭くなります。
F値はF2.8やF4に設定することがポートレート撮影をする上でのポイントです。
ちなみに集合写真や風景の写真ではF値を高く設定します。
シャッタースピードを調整してブレのない写真にする
ポートレート撮影ではモデルがポージングで動き、カメラマンも合わせて動きながら撮影をします。
モデルの表情をさまざまな画角からとらえるため、三脚を使っていては自由に撮影を行えません。
手持ちで動きながらの撮影をするため、ブレずに撮影をするのはとても大変です。
ブレずに撮影をするのはプロのカメラマンでも難しいため、シャッタースピードを調整し対応しています。
ブレずに撮影できるシャッタースピードの基準は1/250といわれています。
まずは、1/250に設定をして自分がブレずに撮影をできる限界を探しましょう。
撮りたいイメージに合わせてホワイトバランスを調整する
写真は光の色味によりイメージが変わるため、特に意識をしなければなりません。
日常の中でも寒色の蛍光灯と暖色の蛍光灯では部屋の雰囲気が大きく違いますよね。
カメラには光の色味を調整するホワイトバランスという機能があり、太陽光を基準にモードがわかれています。
暖色系ならやわらかいイメージ、寒色系ならクールで引き締まったイメージに仕上がります。
自分の撮りたいイメージに合わせてホワイトバランスを調整しましょう。
写真の完成イメージから構図を組み立てる
カメラの設定が終わったら構図を考えていきましょう。
ポートレート撮影は事前にイメージをして計画を立ててから撮影する写真のため、構図を決めることがとても重要です。
初めてポートレート撮影をする人でもわかりやすいようにポイントを説明していきますね。
背景に緑を入れ写真に明るさを出す
どんなモデルをキャスティングしてどんな場所で撮影をすれば、きれいな写真を撮ることができるか答えを見つけるのはとても難しいです。
そんなときに簡単に写真を上手に撮影する方法は、背景の中に緑を入れることです。
背景に入れる緑は草や木、植物などなんでも大丈夫です。
緑を入れることで写真全体が明るくなり、被写体が際立って見えるようになります。
緑を取り入れる構図は誰にでもできるので試してみましょう。
背景と被写体の距離が作れる場所で撮影をする
ポートレート撮影の1番の特徴である背景のぼかし。
ぼかすためには先ほど紹介したF値の調整だけではなく、構図においても重要です。
ぼかしを出すポイントとしては、背景と被写体の間に距離をなるべく出すことです。
狭い室内での撮影よりも、奥行きを出せる屋外の撮影の方がポートレートの撮影に向いているといえます。
室内の撮影でもできるだけ壁と距離をとりましょう。
構図の安定感は「首切り」に注意
顔を目立たせるために構図の真ん中に顔を持ってきたいですよね。
このときに初心者がしてしまうのが「首切り」です。
「首切り」とは頭全体をフレーム内に収めるために、首より下を切ってしまうことです。
「首切り」をして撮影した写真はどことなく不安定な印象になってしまいます。
適切な構図で写真を撮影するためには、首や肩は構図内にしっかりと収めておでこを少しだけ切りましょう。
写真全体のバランスを考えてロケ地を決める
構図が出来上がってきたら、構図にマッチするロケ地を選定します。
ロケ地を選定するときのポイントは以下の2つです。
- モデルさんか背景のどちらを先に決めるか
- 場所のリサーチ
どちらもロケ地を選定する上で重要なステップなので参考にしてみてください。
モデルさんか背景かどちらを先に選ぶか決める
ポートレート撮影にはモデルさんと背景の2つの要素があります。
どちらの要素を軸に写真を作り上げていくかで、ロケ地が変わってきます。
モデルさん先行の場合は、モデルさんに合うヘアメイクや服装のイメージからです。
服装も写真のバランスを保つ重要な要素なので、モデルさんのスタイルをトータルで判断します。
背景先行の場合は、「夏の晴れた日」や「雨上がりの路地」など作品のテーマが先に固まっているときです。
作品テーマを満たせない場所での撮影は意味がないので、背景から選定します。
ロケ地をリサーチするときのおすすめ方法
写真のイメージが徐々に固まってきたら実際に場所のリサーチを始めます。
しかし、日本全国各地から適しているロケ地を選定するのはとても難しいです。
ロケ地をリサーチするときのおすすめ方法はSNSの活用です。
まず簡単にインターネットで検索し候補をピックアップします。
そして、場所をSNSで検索すると、他のカメラマンが撮影した写真がたくさん投稿されています。
「いいね」をたくさんもらっている写真などを参考にしてみるのがいいでしょう。
また、SNSはカメラマン同士のコミュニケーションの場となります。
ポートレート撮影に関しての相談もできるためおすすめです。
ポートレート撮影時のコミュニケーションはカメラマンの役割
ポートレート写真の撮影にはモデルさんのキャスティングが必要不可欠です。
カメラマンとモデルさんの関係が写真のクオリティーに影響を与えるので、コミュニケーションをしっかり取りましょう。
コミュニケーションが始まるのは撮影当日ではありません。
モデルの依頼や日程調整など準備段階から連絡をとることが多いです。
カメラマン側からのモデル依頼なので、緊張を和らげるようにコミュニケーションをとりましょう。
関係性が気づけると、自然に写真のクオリティ―も上がります。
撮影前のコミュニケーション取り方
撮影前のコミュニケーションはモデルの依頼や日程調整など、直接的なコミュニケーションではないケースが大半です。
モデルさん側からするとどんな人なのだろうと警戒しています。
これから紹介するポイントを押さえて撮影当日を迎えましょう。
ポートフォリオの作成
まずは、ポートフォリオを作成して、モデルさんに「この人なら大丈夫そう」と思ってもらいましょう。
一般的なもので例えると履歴書のようなものです。
過去の実績やフォロワー数などしっかりとカメラマン活動をしていることを証明します。
モデルさんは初対面の人と会うことでも緊張し、被写体として良く撮影してほしいと思うからです。
しかし、ポートレート撮影を始めようと考えている人にとっては、実績がありません。
そのときは、セルフポートレートを撮る、友人に被写体をお願いする、撮影会に参加するなどしてみましょう。
丁寧なあいさつでメッセージを送る
基本的にSNSでモデルさんのキャスティングを行います。
DMなどを送信して撮影可能か確認をしてみましょう。
初めてDMを送る際に注意しなければならないことは「自己紹介」を初めにするということです。
いきなりモデルをしてほしいという要件から入ってしまう人がいます。
日常でも同じですが、初対面の人にはあいさつや自己紹介を添えましょう。
また、何度か連絡を繰り返したあとも、馴れ馴れしい態度はNGです。
モデルさんの貴重な時間をもらって撮影をするわけですから、誠実な対応を心がけましょう。
撮影前に雑談をする
モデルさんとの撮影前にはカフェなどで雑談をするといいでしょう。
30分ほど会話をすることで、お互いのことが理解できるようになります。
撮影中もカメラマンからモデルさんに対して指示などをだすので、どのように接するのがいいかがわかります。
また、雑談の中で、今回の撮影イメージを伝えておくことも重要です。
モデルさんにイメージを共有することで、撮影開始後の動きがスムーズになります。
撮影中の呼び方を決める
撮影前の雑談でお互いの呼び方などを決めておきましょう。
SNSでの事前連絡はもちろん敬語ですが、直接のコミュニケーションは固すぎると相手に緊張をさせてしまいます。
モデルさんの年齢などにもよりますが、敬語をやめてあだ名などで呼び合うと一気に仲が深まります。
仲が深まることで、撮影中にモデルさんが相談をしやすくし、カメラマンも要望を言いやすくなります。
モデルさんとの関係性もポートレート撮影を成功させる上で重要な要素です。
撮影中のコミュニケーションの取り方
撮影前のコミュニケーションの取り方を前述しましたが、撮影中はよりコミュニケーションをモデルさんととっていきましょう。
次は撮影中のコミュニケーションの取り方について紹介していきます。
モデルさんの体調を気にかける
真夏の撮影や冬の撮影など、モデルさんには過酷な状況での撮影をする可能性もあります。
モデルさんが万全な状態でなければ、ポートレート撮影は成功しません。
カメラマンはつねにモデルさんの体調を気にしましょう。
撮影前にコミュニケーションを取ったからといってモデルさんも遠慮をしています。
「疲れてない?」、「休憩する?」といった一言を定期的にかけてあげましょう。
ポージングの見本を見せる
ポートレート撮影をする場所は人がいないところだけとは限りません。
周囲に人が歩いている状態でポージングをするのは少し恥ずかしいものです。
特に、少し変わっているポーズをするときは、カメラマンが先に見本としてポージングをしましょう。
モデルさんの気持ちを和らげることで、いい表情の写真が撮れます。
周囲の安全確認をする
撮影中はモデルさんもカメラマンも集中しています。
周囲の安全確認を事前にしておきましょう。
ときには、モデルさんに地面へ寝てもらう構図で撮影することもあるでしょう。
危険物はおちていないか、夏であれば地面の温度は大丈夫かなどチェックします。
これまで紹介したコミュニケーション同様に、撮影中はモデルさんのことをつねに気づかうことばをかけましょう。
感謝の気持ちを伝える
キャスティングをするときから、撮影が終わるまで感謝の気持ちは持ち続けてほしいですが、撮影後は気持ちをことばにして伝えましょう。
そして、ポートレート撮影した写真はほとんどがSNSで公開されます。
モデルをする人の大半が女性でありますので、写真を投稿する責任感をカメラマンは持たなければいけません。
編集が完了した写真は一度モデルさんに見せましょう。
全体を通してコミュニケーションを取れていると、次回のポートレート撮影で協力してくれるかもしれません。
コミュニティーを少しずつ広げていきましょう。
ポートレート撮影した写真を編集で理想に近づける
編集の技術があると、撮影した写真をより理想に近い写真かたちに仕上げることができます。
写真編集時に押さえておくべきポイントを説明していきます。
写真編集に必要な要素は以下の3つです。
- 露出
- 色温度
- トーンカーブ
ポートレート撮影時のテクニック・注意点5選
ポートレート撮影の準備から撮影までの一連の流れを紹介してきましたが、その中で注意すべきポイントを5つ紹介していきます。
実際に5つのポイントを注意して、きれいな写真を撮影しましょう。
アイキャッチを入れる
「アイキャッチ」という撮影技法を使うとモデルの魅力をさらに引き出し、表情豊かな写真を撮影することができます。
しかし、アイキャッチそのものを知らない人も多いでしょう。
テレビや雑誌などでアイドルの目を見ると、白くて丸い光が写っていませんか?
アイキャッチは被写体の目線に白い紙を出したり、白い手袋を出したりして撮影しています。
目に白い物体が写りこんでいる状態で撮影をすると、目が潤んでいるような表現ができます。
撮影枚数を多くする
ポートレート撮影は、モデルの表情やしぐさが少し違うだけで全然違った印象の写真が出来上がります。
つまり、1枚だけの撮影ではベストショットを撮れたと判断できないのです。
また、自分のイメージしていたものより、良いものが撮影できてしまうこともあります。
少ない枚数ではなく、たくさん撮影をした中からベストショットを見つけ出しましょう。
ピントは手前の目に合わせる
ポートレート撮影は顔を中心に背景などをぼかすことで、よりモデルさんが強調される撮影方法です。
カメラマンはモデルさんの目線を基準に撮影をし、両目にピントを合わせます。
しかし、斜めからの撮影や、モデルさんが動いているときに撮影しピントが合わないときはどうすればよいのでしょうか?
答えは、手前の目にピントを合わせます。
理由は手前の目がぼやけてしまうと、全体的にぼんやりした印象の写真になってしまうからです。
光を上手に利用する
ポートレート撮影は「被写体にどのように光を当てるか」がとても重要になります。
光がどこから差し込んでいるのかを意識して撮影をしましょう。
光の差し込み箇所によって、モデルさんの立ち位置が変わります。
おすすめは、太陽の光が斜め後ろから差し込む位置です。
太陽の光が程よくカメラのレンズに入り込み、写真全体がふんわり優しい印象になります。
注意すべき点は、太陽自体をフレーム内に入れてしまわないことです。
太陽はフレアやゴーストの原因となってしまいます。
撮影しながら、少しずつ立ち位置を調整していきましょう。
玉ボケを活用する
「玉ボケ」とは丸い光がたくさんありキラキラした写真を撮影するときに使う技法です。
「玉ボケ」は光がある場所ならどこでも撮影可能です。
まず、光を取り込める場所を探しましょう。
たとえば、夕日に照らされた葉っぱや水辺に反射する太陽など、少しでもキラキラしていれば「玉ボケ」に活用できます。
とくに、晴れている日はチャンスです。
注意する点は、日光の反射を使うので、逆光になってしまう場所は適していません。
光を取り込めたら、F値を小さくして光を大きくぼかしましょう。
「玉ボケ」を背景にすることで、幻想的な雰囲気を漂うポートレート撮影をすることができます。
初心者の方もプロのような写真を撮れる
今回はポートレート撮影の撮り方や注意点を紹介してきました。
せっかく購入した一眼レフの機能を知らず、使いこなせなければもったいないです。
多機能なカメラがたくさんありますが、いくつかの機能を理解するだけでプロのカメラマンのような写真を撮ることも可能です。
また、モデルさんをキャッスティングしポートレート写真を撮ることで、カメラの楽しみ方が広がります。
今回の記事を参考にして、ポートレート撮影をしてみましょう。
みなさんが撮影した写真がSNSで多くの人から「いいね」をもらえることを楽しみにしています。
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