SNSで最近よく見かけるきれいなポートレート写真。
なぜか見続けてしまうくらい魅力を写真に感じます。
しかし、「自分にはセンスがないからきれいな写真が撮れない」と諦めていませんか?
ポートレート撮影初心者の人でも、カメラの設定や意識しておくべきポイントを押さえれば簡単に撮影できます。
初心者の人でもすぐに実践できる上達するコツを紹介しますので、ぜひ参考にして撮影をしてみてください。
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ポートレート撮影前におすすめのカメラ設定5ステップ
まずは、持っているカメラの設定からしていきましょう。
必要なステップは以下の5つです。
- マニュアルモードに設定
- ISO感度はAUTOにする
- F2.8やF値は低めに設定する
- シャッタースピードは1/250以上に設定する
- ホワイトバランスを調整する
カメラの設定を変更するだけでも撮影技法の幅は大きく広がります。
では、詳しく解説していきます。
ステップ① マニュアルモードに設定
一眼レフカメラ初心者は、Pモードでの撮影経験しかない人も多いではないでしょうか?
Pモードとは、撮りたい風景に合わせて自動でシャッタースピードやF値を調整してくれる便利なモードです。
複雑な操作をする必要がないため、初心者でも気軽に写真撮影を楽しむことができます。
しかし、ポートレート撮影をするためには、細かい調整をする必要があります。
細かい設定ができないとイメージ通りの雰囲気に写真を近づけることができないからです。
ポートレート撮影では、光の取り込みが非常に大切です。
光を上手に取り込むためには、マニュアルモードで微調整をする必要があります。
最初は少し使い方に慣れないかもしれませんが、使いこなせば理想の1枚を撮影することができるでしょう。
ステップ② ISO感度はAUTOにする
ISO感度は、カメラが光をとらえる能力を示す値のことをいいます。
みなさんは暗い場所の撮影でノイズが出て、ザラザラした感じの写真になってしまったことはありませんか?
そんなときはISO感度を調整することで解決することができます。
ポートレート撮影ではISO感度をAUTOにすることがおすすめです。
AUTOなら、撮影場所の明るさに応じて適切な値に設定してくれます。
シャッターチャンスを逃さないことが大切なポートレート撮影では、ISO感度はカメラに任せて撮影に集中しましょう。
ステップ③ F値は低めに設定する
ポートレート撮影の大切なことは背景をぼかすことです。
ビル街や人が密集している環境での撮影はゴチャゴチャしてしまい、何が中心なのかをカメラが認識してくれません。
背景をぼかすことで、写真内の余計な情報をカットし被写体を目立たせることができるのです。
さらに奥行きができるため、奥行きが表現できます。
ポートレート撮影した写真が目を引く理由がわかったところで、背景をぼかす方法を説明します。
背景をぼかすためにはF値を調整が必要です。
F値は高くすることで背景はくっきりと写り、低いとピントが合う範囲が狭くなり、背景をぼかせます。
集合写真や風景写真ではF値を高くすることが一般的ですが、ポートレート撮影ではF2.8やF4など低めに設定することをおすすめします。
ステップ④ シャッタースピードは1/250以上に設定する
ポートレート撮影はモデルさんが動きながら撮影をすることや自分が動きながら撮影をするなどさまざまなシチュエーションがあります。
光の当たる角度やモデルさんの表情に合わせていろいろな画角で撮影をすることによって、手ブレが生じます。
三脚などを活用して場所を固定できればよいのですが、手持ち撮影の場合はどんなに実力のあるカメラマンもブレてしまうでしょう。
しかし、カメラの設定1つでブレずに撮影をすることができます。
まずは、シャッタースピードの基準を1/250に設定しましょう。
1/250以上を下回ったシャッタースピードで撮影をすることは、プロカメラマンもあまりしません。
自分の技術でブレずに撮影できる限界を確かめましょう。
ステップ⑤ ホワイトバランスを調整する
ホワイトバランスとは被写体に当たる光の種類によって色味を調整し、白いものをしっかりと白く見せるための機能です。
太陽光や蛍光灯の光など日常の中にはいろいろな種類の光が存在します。
ベースとなる光は太陽光で、蛍光灯モードであれば寒色系、くもりモードなら暖色系です。
表現したいイメージに合わせてモードを設定していきます。
ポートレート撮影の構図を決めるときのポイント紹介
カメラの設定が終わったら、写真の構図を考えましょう。
しかし、構図を考えるといっても難しいですよね?
ポートレート撮影初心者の人のために構図を決めるときのポイントを紹介します。
ぜひ参考にして構図を組み立ててみてください。
ポイント①背景に緑を取り入れる
初心者の人がいきなり構図を考え、プロカメラマンのように撮影するのは難しいですよね?
ですが、背景に緑を取り入れるだけで雰囲気が一気に明るくなり、上手にポートレート撮影をすることができます。
木や草、植物など自然にあふれている環境がおすすめです。
このやり方は簡単にマネすることができます。
雰囲気がパッと明るくなることで、被写体が際立って目立ちます。
被写体が目立つ構図こそがポートレート撮影の特徴なので、ぜひ試してみてください。
ポイント②背景と被写体の間に空間をつくる
ポートレート撮影は背景をぼかすことで被写体を際立たせる方法ですが、ぼかしを出すためにはF値の調整だけではなく構図も重要になります。
注意するべきポイントは被写体と背景の間に空間をつくることです。
背景と被写体の空間があるほど奥行きがでるのでぼかしやすくなります。
ポートレート撮影は狭い室内での撮影より、奥行きが出せる屋外が向いています。
室内で撮影するときはなるべく壁から離れ、F値の調整を忘れずにしましょう。
ポイント③被写体の首切りはNG
ポートレート撮影は人物が中心の構図ですが、特に顔を中心に置く「日の丸構図」をしたいですよね。
しかし、初心者がやってしまうのが頭のてっぺんまでを写したいためにフレームを首の位置で切ってしまう「首切り」です。
首や肩の位置でフレームを切ってしまうとどことなくバランスのとれていない印象になってしまいます。
構図全体に安定感を持たせるためには、首や肩をしっかりと入れておでこを少し切るくらいがおすすめです。
ポートレート撮影時のポイント
カメラの設定をし、構図をイメージしたら実際に撮影をしていきましょう。
ポートレート撮影できれいに写真を撮影するポイントを解説していきます。
アイキャッチをいれる
テレビや写真集などで見るアイドルの目に、白くて丸い光が写っているのを見かけたことはありませんか?
その撮影手法は「アイキャッチ」といって、瞳がうるっとしているように見せることができます。
アイキャッチを使うことで、モデルの魅力を最大限に引き出し、表情豊かな写真を撮影することができるためおすすめです。
アイキャッチを入れるためには、被写体の目線の先に白い紙や白い手袋を出して撮影を行います。
外付けのストロボを使うときは、デフューザーと一緒にアイキャッチが備え付けられていることもあるので活用してみてください。
撮影枚数を増やす
ポートレート撮影は、モデルの表情やしぐさが少し変化するだけで印象が大きく変わってしまいます。
人物を被写体にするポートレート撮影は、ベストショットを撮影するために1枚だけ撮るというわけにはいきません。
自分がイメージした雰囲気に近づいているか、ピントは合っているか、撮影した写真を確認しましょう。
そしてなにより、枚数をたくさん撮ることで、ベストな写真を見つけ出せるでしょう。
水平を意識して撮影をする
ポートレート撮影をするときは背景を水平にすることを意識しましょう。
背景が斜めな状態より、水平に合わせるだけで写真が安定した印象になります。
撮影時に背景を水平に合わせるのがベストですが、もし失敗してしまっても後から編集をして水平にすれば大丈夫です。
ちょっとした工夫で、モデルをより可愛く撮影してみましょう。
モデルとのコミュニケーションを積極的にとる
ポートレート撮影はカメラマンとモデルの関係性が重要です。
モデルが緊張をしていると、自然な雰囲気を作り出すことが難しく、どこかよそよそしくなってしまいます。
モデルの緊張を解き、豊かな表情を引き出させるのはカメラマンの1番の仕事といっても過言ではありません。
モデルの緊張を解く方法としては、コミュニケーションを密にとることがいいでしょう。
コミュニケーションのポイントは、初対面のときや撮影終了後はしっかりとあいさつをし、フレンドリーに話せる場面は仲良く話すことです。
カメラマンが「こんなイメージで、このようにポーズをとってください」とすべてを指示してしまうより、モデルが自発的にポージングをしたほうが自然な写真になります。
リラックスして撮影を行える雰囲気を作ることで、モデルがノリノリになり自由な動きがみられるでしょう。
おすすめのコミュニケーション方法は撮影前に少しカフェなどで話をし、撮影中はあだ名で呼び合うなどです。
ピントを合わせるときは手前の目を基準にする
ポートレート撮影をするときはメインの人物を最大限に引き出したいですよね?
「首切り」のときに話をしたように、基本的には顔が写真の中心にもってくる構図です。
なぜか魅力的に感じるポートレート写真は、目に吸い込まれそうな気持になります。
目は写真を印象付ける大きな役割があり、どのようなストーリーがあるのかを読み取れます。
撮影時の理想は両目にピントを合わせることです。
しかし、モデルの顔がレンズに対して斜めになっているときや構図によって被写界深度が浅くて両目にピントが合わないこともあります。
どちらか片方の目にしかピントが合わないときは、手前の目にピントを合わせるようにしましょう。
手前の目がぼけていると、全体的にぼんやりとした印象になってしまいます。
光を上手に使う
ポートレート撮影で最も意識しなければいけないことは「被写体にどのように光を当てるか」ということです。
光がどこから入ってきているかを確認し、モデルの
立ち位置を決めましょう。
写真撮影のときは逆光を避けることが多いですが、ポートレート撮影では一概にそうとも限りません。
順光だとくっきりと写りすぎてしまい、強すぎる印象になってしまいます。
おすすめの立ち位置は、太陽が斜め後ろにくる場所です。
このような立ち位置で撮影すると、ふんわりとした印象でモデルを際立たせることができます。
注意すべきポイントとしては、太陽はフレアやゴーストの原因ともなるため、カメラのフレーム内に入れないように気をつけることです。
光の入り方で印象が変わりますので、実際に撮影をしながら立ち位置を調整していきましょう。
光を上手に活用することで、1つレベルの高いポートレート写真になります。
玉ボケを活用する
丸い光がたくさんあるキラキラした写真を見たことはありませんか?
丸いぼんやりとした光は、「玉ボケ」と呼ばれるもので、プロっぽくて憧れる撮影方法です。
ですが、玉ボケは光がある場所ならどこでも撮影することができ、初心者でも大丈夫です。
まずは、元となる光を探しましょう。
たとえば、夕日に照らされた葉や水辺に反射する太陽など少しでもキラキラしていればいいです。
とくに、晴れている日はチャンスで、キラキラしているところがいっぱいあります。
逆光は日光の反射なので見つかりやすいでしょう。
キラキラしているところを見つけたら、F値を小さくして光を大きくぼかしましょう。
玉ボケを背景にして、幻想的な雰囲気のポートレート撮影をしてください。
初心者でもプロのようにポートレート撮影できる
きれいなポートレート撮影をするために大事なポイントを紹介してきました。
初心者でもカメラの設定を調整するだけで、撮影技法の幅は広がります。
そして、構図を頭の中でイメージできるようになれば実際に撮影を行っていきましょう。
しかし、頭で思い描いたとおりに人物を撮影することは難しいです。
ポートレート撮影はカメラの性能や撮影技術なども重要ですが、人と人が作り出す作品です。
カメラマンとモデルの関係性が築かれていなければよい写真にはなりません。
ポートレート撮影はあらゆる写真の中でも奥が深いものです。
初心者でも今回の記事を参考にプロのようなポートレート撮影をしてみてください。
経験を重ねることで新しい発見もあると思います。
- ☑サービス利用者満足度97.5%!
- ☑撮影費用が安いからコスパ抜群!
- ☑専属コンシェルジュがしっかりサポート!