カメラの構図

カメラの構図の勉強方法を紹介!基本を学んで効率的に上達しよう!

カメラを購入したことはいいけれど、満足な写真が撮れないという方も多いです。

そのような方の大半は、カメラの構図を理解できていないということがあります。

カメラを扱ううえで最も重要と言っても過言ではないのが、写真の構図です。

カメラを購入したら、まずは写真の構図を理解することから始めるべきとも言えます。

そこで今回は、カメラの基本的な要素から初心者でも覚えておくべき写真の構図、構図を身に付けるための勉強方法などを紹介します!

初心者の方にもわかりやすい勉強方法をまとめているのでぜひ参考にしてくださいね。

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カメラの基礎的な部分を理解しよう

それでは、まずはカメラの基礎的な部分について紹介します。

構図を身に付けることも大事ですが、それ以前に理解しておくべきことも少しだけあります。

それは以下の通りです。

  • 構図とアングルの違いは?
  • 設定の方法を理解するべし

それでは、それぞれ紹介します。

構図とアングルの違いは?

カメラを購入したばかりの方だと、構図とアングルの違いがわからないという方も多くいます。

簡単に言ってしまえば、以下のような違いがあります。

  • 構図:被写体をどこに置くか
  • アングル:被写体をどの角度から向けて撮るか

これだけだと分かりにくいので、それぞれ簡単に解説します。

構図

構図とは被写体を置く場所だと思っていただければOKです。

構図を考えるということは、被写体を写真の中のどこに設置するのかを考えるということになります。

被写体だけでなく、写真の中で2番目に伝えたい部分もどこに置くかを決めることになるので、奥が深いです。

後程いろいろな構図を紹介しますが、たくさんあるので少しずつ覚えておきましょう。

アングル

アングルというのは、簡単に言ってしまえば『角度』のことです。

被写体を撮影する際に、どの角度から撮影するのかを決めるのが、アングルを決めることです。

アングルも構図と同じくらい大事で、被写体の角度を変えることによって、表現できる内容や写真への写り方が大きく変わります。

そのため、写真に写る印象が、アングル一つで左右されてしまうのです。

例えばですが、最近は『自撮り』が流行っていますよね。

真正面から自撮りをしている人もいれば、斜めから撮影している方もいます。

これらがアングルの違いです。

構図もアングルも写真撮影においてはとても重要なので覚えておきましょう!

設定の方法を理解するべし

カメラをうまく撮影したいのであれば、カメラの設定方法については絶対に勉強しなければなりません。

撮影のシチュエーションに合わせて、最適な設定をしなければきれいな写真というのは取ることができませんよね。

基礎の基礎を勉強しなければ、上達は難しいです。

構図に関しては、トリミングで修正できることもありますが、カメラの設定に関しては修正が効きません。

そのため、設定は最初にマスターしておくべきということです。

ただ、カメラの設定に対して難しそうという感情を持っている方がほとんどな気がします。

そこで今回は、絶対に知っておくべき3つの設定を紹介します。

それは以下の3点です。

  • 絞り値
  • シャッタースピード
  • ISO感度

それぞれ簡単に解説します。

絞り値

絞り値はF値とも言われていて、光が入ってくる量を決めるための値です。

簡単に設定方法をまとめます。

  • F値を小さくすると背景をボヤけさせられる
  • F値を小さくすると写真が明るくなりやすい
  • 動きのあるものを撮影するときには使用しない

絞り値やF値といわれてしまうと、難しいような気がしますが設定方法は簡単です。

また、上記の2点を理解しておけばボケを出すことができるので、とても重宝します。

一眼レフカメラやミラーレスカメラを購入したからには、ボケを意図的に出して撮影をしたいと思いますよね。

絞り値優先モードという機能もあるので、使ってみることをおすすめします!

ただし、動きのあるものを撮影する際には絞り値優先モードは向いていないので気を付けましょう。

シャッタースピード

続いては、シャッタースピードです。

シャッタースピードについても設定方法を簡単にまとめます。

  • シャッタースピードを速くすると写真は暗くなる
  • シャッタースピードが速いとブレが起こりにくい
  • シャッタースピードが遅いと写真は明るくなる
  • シャッタースピードが遅いとブレが起こりやすい

最低でもこれだけ覚えておけば、撮影時に困ることはないでしょう。

ISO感度

ISO感度は100~6400のように選択することができます。

ただ、数値を上げすぎてしまうと写真にノイズが入ってしまって画質が悪く見えてしまいます。

ISO感度を上げることで、写真を明るくすることもできるのですが、使用はほどほどにしましょう!

カメラの構図の勉強方法①構図を知ろう

それでは、構図の勉強方法を紹介します。

まずは、構図の種類や構図ごとの効果を知っておかなければ勉強はできないですよね。

主な構図は以下の通りです。

  1. 日の丸構図
  2. 放射線構図
  3. 対角線構図
  4. 二分割法
  5. 三分割法
  6. 額縁構図
  7. アルファベット構図
  8. サンドイッチ構図
  9. トンネル構図
  10. 三角形構図
  11. 逆三角形構図
  12. フィボナッチ構図

このような構図があります。

これでも一部なので、実際にはもっとたくさんの構図があるということを知っておきましょう。

これらの構図に関しては以下の記事でまとめているのでぜひ参考にしてくださいね。

カメラの構図を理解すると写真のレベルが上がる!?おすすめ構図紹介 『せっかく一眼レフを買ったのに、なんだかうまく写真が撮れない…。』 『構図の勉強をしたいのですが、結局続かない…。』 ...

この記事では、初心者が知っておくべき構図だけ紹介します。

日の丸構図

日の丸構図は、初心者でもわかりやすい基礎的な構図です。

被写体を撮影する写真のど真ん中に設置することで、日の丸構図が完成します。

メリットとしては、真ん中被写体を置くことができるので、伝えたい被写体が簡単にわかるという点です。

しかし、それだけわかりやすいので、写真に面白みがなくなってしまうとも言われています。

この構図ばかりだと、面白くないフォトグラファーになってしまいますが、初心者の時には意識して撮影してみることをおすすめします!

夕日や月、富士山などを撮影する際にはとてもいいですね。

対角線構図

対角線構図は、画面に対角線を引いて考える構図です。

対角線上に被写体をおいて撮影することで、バランスの良い写真を撮ることができます。

対角線上に被写体を置くことで、奥行きや躍動感を表すことができるといわれているので、ぜひ試してみましょう。

三分割法

三分割法は、画面を縦・横で三分割法して考えます。

分割している線とそれらが交わる点を目安にしてバランスの良い写真を撮ることが可能です。

目安を意識して撮影することで、いろいろなシチュエーションに合った写真を撮影することができる点がメリットです。

三角形構図

三角形構図は、三角形の被写体を撮影するときにとても使えます。

三角形の被写体を撮ることで、写真に安定感を出すことができます。

東京タワーやスカイツリーのような大きな建物をしたから撮影すると、効果を発揮しやすいです。

バランスのいい写真になりやすいので、ぜひ実践してみましょう。

フィボナッチ構図

最後はフィボナッチ構図の紹介です。

フィボナッチ構図は、フィボナッチ数列がもとになって作られている構図です。

自然にできる渦のことで、台風によく見られますね。

写真の中にフィボナッチの渦を用いることで、自然的な美しさを表現できます。

カメラの構図の勉強方法②構図の使い分け方法を知ろう

ここまで、初心者が知っておくべき構図を紹介してきましたが、構図の使い分けの方法が知りたくなりますよね。

どの構図を使えばいいのか、使い分けられるようになれば初心者ではなくなった証拠にもなります。

ここでは、以下の2点について紹介します。

  • 縦写真と横写真の使い分けとは
  • バランスを意識して構図を使う

これらは構図を使い分ける際に重要な要素になっているので、しっかりと理解しておきましょう。

縦写真と横写真の使い分けとは

縦構図で撮影するときと、横構図で撮影するときには、写真で与えられる印象がガラッと変わります。

例えば、高身長な男性を撮影するとしましょう。

その際には、縦構図の方がスマートさや身長の高さを表現することができます。

逆に写真自体に広がりを持たせたいときには、横構図が向いています。

風景写真を撮影するときであれば横構図に向いているといえますね!

写真撮影においては、バランスも大事な要素ですが与えたい印象や雰囲気もとても大事です。

それぞれの構図の特徴を理解して、シチュエーションごとに使い分けましょう。

バランスを意識して構図を使う

続いては、バランスを意識して構図を使う方法です。

構図を使う際に最も重要なポイントは、写真が圧迫されていないかという点です。

つまり被写体がアップになりすぎていて、余分なスペースがなくなってしまっている状態になっていないかが重要です。

無理にスペースを埋めすぎてしまって、変な写真になってしまうこともあります。

ただ、逆にスペースを空けすぎてしまって、不自然な写真になってしまうこともあるので、スペースをうまく使うことが重要です。

カメラの構図の勉強方法③素敵な作品を分析

カメラの構図の勉強方法の3つ目は、ネット上にある作品を分析することです。

ここまでで、簡単な構図については紹介しました。

それだけで、構図の分析をするということはハードルが高いかもしれませんが、多くの写真に触れないと構図をしっかりと理解することは難しいです。

ネット上で人気な写真を見つけたら、流し見をするのではなく『なぜこの写真は人気なのか?』と分析をすることでカメラの上達に繋がります。

また、よく使われている構図を理解することで、今後使っていくべき構図を理解することもできますよね。

もちろん、構図だけではなく、写真の色合いやスペースなどの理解にも繋がります。

実技も大事ですが、自分の参考を作ることでカメラの上達スピードを圧倒的に速くすることが可能です。

ぜひ、ネット上で人気な写真を参考にしてみましょう!

特にインスタグラムにはとても多くのフォトグラファーさんが写真を載せてくれているので、参考にしたい写真を見つけることも簡単にできかと思います。

カメラの構図の勉強方法④本を参考にする

カメラの構図の主な勉強方法は、インターネットや本ですね。

インターネット上で検索してもたくさんの構図が紹介されていますが、1冊だけでいいので参考にする本を持っておくことをおすすめします。

なぜなら、インターネット上でいろいろ検索したとしても知識が少しずつしか入ってこないので、一気に必要な情報を集められないからです。

しかし、構図の本を1冊用意することで必要な知識を一括で知ることができます。

参考書を1冊持っておけば、基礎から学ぶこともできるので、知識が抜け落ちてしまうということもありません!

1から学びたいという方は、本を一冊用意しておきましょう。

おすすめの本は以下の3冊です。

  • ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める
  • 写真構図のルールブック
  • PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方

それぞれ紹介します。

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める

こちらの本は、構図に特化している本なので、構図を勉強したい方にはとてもおすすめできる本です。

すぐに実践できるような内容が詰まっているので、初心者の方が読んでも理解することができると思います。

構図による撮影できる写真の変化をしっかりと学んでおきたいのであればぜひ購入してみましょう。

『ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める』のレビュー

しっかりとした理論に基づいて解説されているので、とても参考になります。
写真撮影のレベルを上げたい方や構図の勉強をしたいかたにおすすめです!!

すぐにでも使える構図がたくさんかかれています。
撮影した写真をもとに教えてくれるので、モチベーションにも繋がります。
カメラの設定もそれぞれ書かれているので、すぐにでも実践できますよ。

写真構図のルールブック

写真構図のルールブックは、構図を学ぶ前段階で知っておかなければならないことから解説してくれているため、1から基礎を学びたいと思っている方にもおすすめできる本です。

もちろん、構図の使い方やテクニックについても紹介されているので、1冊持っておくことをおすすめします。

『写真構図のルールブック』のレビュー

写真の構図の基礎がしっかりと説明されています。
1つ1つの説明は少ないと思いますが、いろいろな技法を知れる点は良い点です。

基本的な構図はほとんど紹介されていると思います。
忘れていた構図を思い出すこともできました。

定期的に読み直すくらいには参考になる本です!
特別な撮影をしない方であれば、この本一冊持っておけばいいと思います!

PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方

構図以前に、写真をよく見せるためにはデザインが重要ということを教えてくれる本です。

デザインの基礎から学ぶことができるので、構図だけの小手先技術ではなく、本格的な要素を学ぶことができます。

カメラを本気でうまくなりたいのであれば、こちらの本でデザインから学ぶことをおすすめします。

『PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方』のレビュー

本気でカメラを上達させたいのであれば絶対に読むべき本。
値段は少し高い気がしますが、見合った内容です。

写真撮影の定石を学ぶことができます。
デザインの根本的な内容から知ることでカメラへの理解度が深まります。

構図の勉強におすすめの本を紹介しましたが、さらにカメラの勉強をするのであれば、以下の記事を参考にしてください。

構図だけでなくRAW現像も勉強しよう

ここまでは、構図について紹介してきましたが、構図と綺麗な写真というのはまた別です。

ここからは、きれいな写真を撮るための方法を紹介します。

その際に知っておかなければならないのが、RAW現像です。

RAW現像では、写真をもっときれいにすることができると思っていただけばOKです。

例えば、影を薄くしたり色合いを濃くしたりなど、様々な編集を自分好みにすることができてしまいます!

自分の努力次第では、100%自分の思い通りの写真を作り上げることも可能です。

RAW現像は、Adobeのlightroomで行うことが一般的なので、調べてみるとたくさん出てきます!

また、プロが使っている加工方法も知ることもできるので、ぜひ調べてみましょう。

カメラの勉強をしても上達しない人の特徴

ここまでは、構図の紹介や基本的な設定方法について紹介してきました。

これらをしっかりと勉強することで、カメラの上達には繋がるのですが、それでもカメラの上達が遅いという方は結構います。

そこで、カメラの上達が遅い人の例を紹介します。

カメラの上達が遅い人は以下の2点に当てはまる人です。

  • 勉強ばかりで実践をしていない
  • 分析が足りていない

それでは、それぞれ紹介します。

勉強ばかりで実践をしていない

勉強はとても大事なことです。

勉強をしなければ、カメラの知識を得ることはできませんし、構図の種類を知ることもないでしょう。

しかし、カメラの知識や構図の種類を知ったところで、実践しなければ何の意味もありません。

つまり、勉強をしただけで上達していると勘違いしてしまっている方が上達の遅い人といえます。

カメラの勉強をしたら、しっかりとそれを実践することで、知識を身に付けることができます。

勉強ばかりで、カメラを動かしていないという方はすぐにでもカメラを動かしてみましょう!

分析が足りていない

先ほども簡単に説明しましたが、写真の上達には他人の写真の分析が重要です。

分析をすることで、自分に足りていないポイントを知ることができますよね。

そうすれば、これから身に付けなければいけない知識もわかってきます。

このような流れを毎日行っていればすぐに上達できるでしょう。

しかし、上達しない人は基本的に自分の写真を撮って満足してしまいます。

撮影して、よかった点や悪かった点を見返さないと、何の上達もしませんよね。

しっかりと、他人の写真と自分の写真を比較して、できることを探していきましょう。

カメラ構図の勉強をしたら実践あるのみ!

この記事では、カメラの構図の勉強方法や、カメラ撮影の上達方法などをまとめました。

勉強方法はわかったかと思いますが、勉強したらそれ以上にアウトプットが重要です。

アウトプットを行わないと、知識を活かせずに何の意味もなくなってしまいます。

勉強したらアウトプットするという流れを確実に定着させましょう。

また、構図以外にもレンズやフィルターを用いることによって、写真に変化を出すこともできます。

それぞれ解説している記事があるので、ぜひ参考にしてくださいね。

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