「自分の世界観を作品撮りで表現したい!」と思っても、「作品撮りのやり方は?どうやって始めたらいいの?」と悩んでしまいますよね。
そんな方々のために、今回は作品撮りの基本的なやり方を、具体的なステップに分けてご紹介します。
テーマ決めの方法やモデル募集のやり方、そして撮影後の作業まで、一緒に学んでいきましょう。
ハードルが高いと感じる人も多い「モデル募集」を成功につなげるやり方や、モデルに依頼するときの料金相場についても解説します。
また、セルフで作品撮りするやり方も紹介しているので、「まずはモデルを使わずにチャレンジしたい」という人も参考にしてくださいね。
ここから学ぶことで、あなた自身が表現したい世界観を、写真という形で具現化するための一助になれば幸いです。
関連記事:ポートレート撮影とは?オシャレな写真の撮り方をプロが徹底解説!
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作品撮りとは?
作品撮りとは、自分自身の表現や想いを写真という形で具現化する活動のことを指します。
お仕事としての撮影とは違い、自己表現やポートフォリオ作り、宣材作成、作家活動の一環などが主な目的です。
作品撮りは個人でもおこなえますが、カメラマン・モデル・美容学生など、複数のクリエイターが一緒になって行うこともあります。
関連記事:ポートレート撮影のテクニックを徹底解説!理想の一枚を撮ろう
作品撮りのやり方
「作品撮りってなんとなく分かるけど、具体的にどうやるの?」と思っている方も多いでしょう。
作品撮りのやり方を、ステップごとに解説していきますね!
- 撮りたいイメージやテーマを決める
- モデルを探す
- ヘアメイクや空間デザインができる人を探す
- 衣装と小道具の用意
- 撮影場所を探す
- 作品のイメージを共有する
- 撮影する
- レタッチして撮影データを共有する
①撮りたいイメージやテーマを決める
まず、自分が何を表現したいのか、どんな感情やメッセージを伝えたいのかを考えましょう。
これが作品の根底にある「テーマ」です。
例えば、「自然と人間の調和」や「都会の孤独」など、大まかな方向性を決めます。
次に、テーマを具体化した「イメージ」を決めていきます。
テーマが「自然と人間の調和」なら、イメージは「森の中で笑う少女」かもしれません。
また、「都会の孤独」なら、「人ごみの中を一人歩く男性」がイメージとして合うかもしれません。
具体的なイメージを持つことで、その後のモデル探しや場所選び、衣装や小道具の準備がスムーズに進みます。
また、イメージを決める際には、参考になる写真やイラスト、映画などを探してみるのもおすすめです。
それらを見ながら自分なりのイメージを膨らませていくと、自分だけのオリジナルな作品撮りに繋がるでしょう。
大切なのは、自分の思いや感情を大切にすること。
その感情が作品に反映されると、観る人にも強く伝わることでしょう。
②モデルを探す
自分が撮りたいイメージに合ったモデルを探します。
たとえば作品のイメージが「青年が都会を歩く」なら、都会的で独特な雰囲気を持つモデルが適しているかもしれません。
一方で、「森の中で笑う少女」なら、自然と調和するような穏やかな雰囲気を持つ少女が良い、という風に考えていきましょう。
モデルの探し方
では、どこで作品撮りのモデルを探すのでしょうか。
以下にいくつかの方法をご紹介します。
特にSNSを通じて探す方法がおすすめです。
モデルを選ぶ際は、ただ見た目が合うだけでなく、自分の撮りたいイメージを理解し、一緒に作品作りをしてくれる人が理想的です。
撮影は協力し合う作業なので、コミュニケーションを取りながら最適な人を見つけてください。
SNSを使ったモデルの探し方
SNSを使ってモデルを探すやり方は、以下の通りです。
- ハッシュタグを使って検索
- モデルのアカウントを見つける
- ダイレクトメッセージでコンタクト
SNS内で、例えばInstagramなら「#モデル募集」「#モデル志望」などのハッシュタグを検索してみましょう。
関連性の高い投稿を見つけやすくなります。
次に、イメージに合うモデルのアカウントを探しましょう。
彼らのプロフィールや投稿をチェックして、自分の作品に合うかを判断します。
作品撮りを依頼したいモデルが見つかったら、直接DMで連絡します。
自己紹介と一緒に、撮影の趣旨やテーマ、報酬等を明記しましょう。
SNSを通じてモデルを探すメリットとデメリット
次に、SNSを通じてモデルを探すメリットとデメリットについて解説します。
メリット
- モデルのイメージがわかりやすい
- モデルに直接相談できる
- フォロワーになってもらえる
SNSでは、モデルが既に撮影した写真を見れます。
モデルがどのようなイメージを持っているか理解しやすく、SNSのDM機能を使用すれば、直接メッセージを送ることが可能です。
さらにモデルがあなたの作品を気に入れば、フォロワーになってくれる可能性があります。
これにより、作品の露出度が上がるかもしれません。
デメリット
- 撮影のオファーを断られる可能性
- メッセージを見てもらえるとは限らない
初めて連絡するモデルの場合、撮影のオファーを断られる可能性があります。
また、フォロワー数の多いモデルは、数多くのDMを受け取っているため、あなたのメッセージが埋もれてしまうかもしれません。
一部のモデルは、SNSのアカウントをマネジャーが管理している場合もあります。
そのため、必ずしも直接モデルに連絡することができるとは限らない点にも注意してください。
モデルに撮影のオファーを受けてもらうコツ
モデルが撮影のオファーを受けてくれるかどうかは、依頼料にもよりますが、自分の活動を見せることも大切です。
具体的には、SNSに定期的に自分の作品をアップすると、あなたが写真撮影を活発に行っていることが分かります。
すると、モデルさんはあなたが真剣に写真を撮っていることが理解でき、安心して撮影の依頼を受けてくれる可能性が高まるというわけです。
逆に、投稿の頻度が少ない・撮影した写真が投稿されていないといった場合、モデルさんは「この人は本当に作品撮りをしているのだろうか?」「この人は本当に写真家なのか?」と疑問に思うかもしれません。
その結果、撮影の依頼を断られてしまう可能性も出てきます。
モデルに作品撮りを依頼するときの料金相場
モデルの料金は、プロのモデルかアマチュアのモデルか、経験の有無・知名度などによって、大きく変動します。
プロのモデルを使う場合、代理店やマネージメント会社を通すことになるため、数万円から十万円以上の報酬が必要になることも。
また、この場合はマネージャーやスタッフの同行、交通費やスタイリング費なども考慮に入れる必要があるので、気軽に作品撮りをしたいと考えている場合はハードルが高いかもしれません。
一方アマチュアのモデルや新人モデル、自身が作品撮りの経験を積みたいと考えているモデルは、3,000~1万円程度の低料金であったり、場合によってはタダで撮影を受け入れることもあります。
ただし、その場合でも交通費や食事代は出すのが一般的です。
また、作品撮りの場合、撮影の結果生まれた写真がモデルのポートフォリオにも使えるなら、それも交渉材料となり得ます。
その都度、モデルやその代理人と直接話し合い、適切な料金を決定するのが一番です。
ただし値切る行為は失礼にあたるので、避けましょう。
基本的には露出度が高い服を着てもらう場合や、元プロの場合などは、単価も高めに設定して依頼するのがおすすめです。
③ヘアメイクや空間デザインができる人を探す
必須ではありませんが、ヘアメイクや空間デザインができる人を探して、協力をお願いすることもできます。
彼らの技術と感性が、あなたの作品に深みと独自性をもたらすでしょう。
ヘアメイクや空間デザインができる人の探し方
では、どうやって探すのでしょうか。
以下に具体的な方法を挙げます。
SNSやウェブサイト
インスタグラムやツイッターなどのSNSでは、自身の作品を公開しているヘアメイクアーティストやデザイナーを見つけることができます。
そのポートフォリオを見て、自分のイメージに合うかどうかを判断しましょう。
自身のネットワーク
既に知っている人や友人から紹介を受けることも一つの方法です。
既に信頼関係があるため、安心して依頼できます。
ただし知り合いだからといって無償での協力を前提にすると、後々トラブルにつながる場合も。
お願いする際は、依頼費等を事前に決めておくといいでしょう。
美容学校やデザイン学校の学生
若手のクリエイターには新鮮な感性と独自の視点があります。
学生ならば、費用を抑えつつ質の高いクリエイティブな力を得られることが期待できます。
プロのスタイリストやデザイナー
ヘアメイクやデザインの専門家に依頼することで、確実な技術と豊富な経験を活用することができます。
その分、費用がかかることが多いですが、その価値は十分にあるでしょう。
ヘアメイクや空間デザインができる人を探す際も、彼らの技術だけでなく、あなたの作品のビジョンを理解し共有できる人を選ぶことが重要です。
良いチームワークは、素晴らしい作品を生み出す原動力となります。
④衣装と小道具の用意
作品撮りのテーマやコンセプトに合わせて、衣装や小道具を選びましょう。
テーマが古代の王様だったら豪華な衣装と王冠、モダンな未来感を出したいならシンプルな衣装と未来的なガジェット、といった具体的なアイテムを考えると良いです。
自分で衣装や小道具を揃えることもできますが、専門のレンタルショップを利用すると、幅広い選択肢から選ぶことができます。
衣装は古着屋、小道具は100円ショップなどでも見つけることができるので、イメージに合うものを探してみてください。
自分で作れる小道具は、自作するのも一つの手です。
作品に特別な意味を持たせたい場合や、一般的なものでなく独自性を出したい場合は、自作も検討してみましょう。
衣装や小道具を選んだら、できれば撮影前にモデルにフィッティングをしてもらうと安心です。
サイズが合わない、動きにくい、小道具が破損しているなど、撮影当日になってからでは遅い問題も早めに解消することができます。
⑤撮影場所を探す
撮影場所を探すときは、まずあなたの撮影テーマやイメージにマッチする場所を思い浮かべてみてください。
例えば、自然の美しさを引き立てたいなら、公園や森、海辺などが候補になります。
一方、都会的でスタイリッシュな雰囲気を出したいのなら、ビルの屋上や繁華街の路地裏などが選択肢に入るでしょう。
GoogleマップやSNSを活用し、撮影したいテーマに合った場所をインターネットでリサーチします。
また、他のフォトグラファーの作品を見て、場所のインスピレーションを得るのもいい方法です。
撮影を行う場所によっては許可が必要な場所もありますので、撮影前にはしっかりと確認を行いましょう。
公共の場所や公園などは問題ないことが多いですが、私有地や建物内は、事前に許可を取る必要があることが多いです。
レンタルスタジオもおすすめ
レンタルスタジオを検索すると、さまざまな種類の場所を短時間で見つけることができます。
一般の住宅から古い建物、自然環境まで、多種多様なレンタルスタジオがありますよ。
レンタルスタジオは使用予約が必要な場合もありますので、計画的に進めることが大切です。
⑥作品のイメージを共有する
撮影日の前に、協力してくれるメンバーと、作品のイメージのすり合わせをします。
衣装や小道具は、必ずしも自分ですべて用意するわけではありません。
たとえば空間デザインができる人に協力をお願いするなら、作品のテーマに合いそうな小道具は持っているか聞いて写真を送ってもらい、「もっとこんな小道具があると嬉しい」とお願いすることができます。
また、モデルさんに持ち衣装を着てもらったりモデルさん自身にヘアメイクをお願いしたりする場合は、過去のSNS投稿から「このときの衣装で」などとお願いしておきましょう。
撮影当日までにすべての下準備が完了するように、スケジュールに余裕をもって進めてください。
⑦撮影する
いよいよ撮影当日です。
撮影は作品撮りの最重要部分ですが、単にカメラを向けてシャッターを切るだけではありません。
以下に、撮影するときの具体的なステップを説明します。
- 撮影計画の共有
- 撮影の準備
- 撮影開始
- 確認と調整
- 撮影終了
撮影日になったら、最初に撮影計画を確認しましょう。
事前に作ったスケジュールやイメージを、あらためてメンバー全員で共有することで、具体的な目標や進行を明確にします。
次にモデルやカメラマンなどが、それぞれの役割に沿って準備をします。
モデルはヘアメイクや衣装の準備、カメラマンはカメラやライトの設定を確認しましょう。
準備が整ったら撮影を開始します。
撮影はカメラマンが主導しますが、モデルや他のメンバーとのコミュニケーションも重要です。
イメージに合わせたポーズや表情を指示したり、ライティングを調整したりしながら、理想的な一枚を目指してください。
撮った写真を確認しながら、必要に応じて調整をします。
ポーズの微調整、小道具の変更など、試行錯誤しながら最善の一枚を追求しましょう。
撮影が終わったら、データを安全に保存します。
また、メンバー全員に感謝の意を伝え、撮影したデータの共有方法や日程を伝えてください。
これらのステップを踏むことで、満足いく作品撮りが実現できます。
ただし、作品撮りはクリエイティブな作業なので、全てが計画通りに行くとは限りません。
そのため、臨機応変に対応する柔軟さも必要です。
⑧レタッチして撮影データを共有する
撮影した写真をさらに良く見せるためには、レタッチが必要です。
さらに、その作品を関係者全員と共有する必要もあります。
レタッチ
撮影した写真は、そのままでも美しいですが、レタッチによってさらに美しく、または作品のテーマに適した雰囲気を出すことが可能です。
Adobe PhotoshopやAdobe Lightroomなどのソフトウェアを使用して、色調整、コントラストの調節、不要なものの消去、肌のリタッチなどを行います。
しかしレタッチはあくまで補正の一環なので、元の写真の良さを損なわないよう、適度な範囲で行うことが大切です。
データの共有
レタッチが終わったら、関係者全員と共有します。
大きなファイルサイズの場合、メールではなく、Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージを利用すると便利です。
また共有の際は高解像度のデータと、SNSなどで使いやすいようにサイズを小さくしたデータの両方を提供すると、受け取った側が使いやすいですよ。
データを共有したら、フィードバックを求めるのも一つの方法です。
他の人の意見を聞くことで、自分の作品を客観的に見る視点を得られ、次回に活かすことができます。
関連記事:東京周辺でおすすめのポートレート撮影場所20選!ロケ地の決め方解説
スマホカメラでセルフ作品撮りもできる
「モデルさんを募集するハードルが高い」という場合、まずはセルフで作品撮りに挑戦してみるのもおすすめです。
セルフで作品撮りをするというのは、自分自身で全ての準備から撮影、後処理までを行うことを指します。
モデルやカメラマンに依頼することなく、自分で撮影を行うため、自身のアイデアや創造性を最大限に活用することが可能です。
初めての場合は少々難しく感じるかもしれませんが、慣れると自分だけのオリジナルな作品を作り出すことができます。
セルフで作品撮りをするやり方
まず、自分が表現したいテーマやイメージを明確にします。
何を撮影するのか、どのような雰囲気やメッセージを伝えたいのかを決めましょう。
次に、必要な機材を準備します。
カメラはもちろん、レンズ、三脚、照明器具など撮影に必要な道具をそろえましょう。
スマホカメラでも問題ありません。
撮影場所は、作品のテーマやイメージに合った場所を選ぶことが大切です。
自然光を利用するのか、人工的な照明を使うのかもこの段階で決定します。
撮影が終わったら、撮った写真をレタッチします。
色調整や明るさの調節、不要な部分の削除などを行えば、セルフで作品撮りの完了です。
関連記事:モデル撮影の料金相場は?費用を下げて撮影する方法についても解説
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作品撮りでは、自分のアイデアを具現化し、独自の視点で作品を創出することができます。
ただ写真を撮るだけでなく、あなた自身の世界観を表現する一大プロジェクトです。
テーマとイメージの決定から始まり、モデル探し、衣装と小道具の用意、撮影場所の選択など、たくさんのステップが含まれています。
一見大変そうに思えるかもしれませんが、一つずつコツをつかんで進めていくことで、初めてでも自分だけの作品撮りを成功させることが可能です。
今回ご紹介したポイントをふまえ、自分だけの素晴らしい作品を生み出してみてください。
そして、思い描いた世界観を写真にする喜びを、ぜひ味わってみてくださいね。
自分自身の創造性を開花させ、周りに伝える絶好の機会でもあるでしょう。
関連記事:モデル撮影のカメラマンになるには?撮影の流れについても解説
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