カメラの構図

カメラの構図を理解すると写真のレベルが上がる!?おすすめ構図紹介

『せっかく一眼レフを買ったのに、なんだかうまく写真が撮れない…。』
『構図の勉強をしたいのですが、結局続かない…。』

一眼レフやミラーレスカメラを購入して写真を撮り始めてみたという方の中には、このような悩みを持っている方はたくさんいます。

うまい写真を撮るためには、構図の理解が必須です。

プロのカメラマンや有名なフォトグラファーの方は意識せずとも構図を使っています。

すなわち、構図を知ることによって、写真のレベルが上がることがわかりますね!

そこで今回は、カメラを持っている方が覚えておくべき写真の構図について紹介します。

初心者の方は特に重要な部分なので、ぜひ参考にしてくださいね!

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カメラの構図とは?うまく撮るためには必要な知識!

『ちょっと待ってください!そもそも構図ってなんですか…?』

このような疑問を浮かんでしまっている方もいるかもしれませんね。

まずは、カメラの構図について簡単に紹介します。

カメラの構図というのは、決められた場所に被写体を置くときれいな写真を撮ることができるテンプレートのようなものです!

構図ごとに、おすすめの被写体が決まっているので、プロっぽい写真が撮れるようになります。

また、構図をしっかりと使えるようになれば、撮影した写真の中で一番主張したい部分を強調することもできます。

それによって、写真の印象を意図的に作ることができるので、見ている側の人にもどのような意図で撮影した写真なのか伝えることができます!

このような点で、カメラの構図が重要です。

ただし、カメラの構図ばかりを気にしてしまうと、ガッチガチになってしまって変な写真になることもあるので自然になるまで練習は必要ですね(笑)

主なカメラの構図12選!これだけは覚えておこう

写真を撮るときには、カメラの構図が重要ということはわかっていただけたかと思います!

ここからは、実際に覚えておくべきカメラの構図を紹介します。

今回紹介するカメラの構図は以下の通りです。

  1. 日の丸構図
  2. 放射線構図
  3. 対角線構図
  4. 二分割法
  5. 三分割法
  6. 額縁構図
  7. アルファベット構図
  8. サンドイッチ構図
  9. トンネル構図
  10. 三角形構図
  11. 逆三角形構図
  12. フィボナッチ構図

これらをそれぞれ解説します。

1.日の丸構図

日の丸構図は、基本中の基本ともいえる構図です!

被写体をカメラのど真ん中に置くだけで、とても簡単に実践できる構図になっています。

しかし、日の丸構図はおすすめされていませんね。

なぜなら、写真に面白みがなくなってしまうからです。

写真の中心に被写体が来ることによって、左右に無駄な余白が生まれてしまいます。

このようなポイントのために、プロの方はあまり使っていない印象があります。

しかし、初心者の方であれば、どんどん使っていってOKです!

やはり、真ん中に被写体を置くことで、写真で伝えたいものをすぐに理解してもらえるのでわかりやすさは抜群ですからね。

わかりやすい写真を撮りたいのであれば、日の丸構図を使ってみましょう。

日の丸構図が向いている被写体は以下の通りです。

  • ポートレート
  • 建物(お寺や神社など)
  • お花
  • 食べ物

2.放射線構図

放射線構図というのは、奥行きや写真の広がりを表すために使われます。

ある一点を作って、そこに線が集まるようにすることで放射線構図を作ることが可能です。

ある一点のことを『収集点』といいます。

因みに、日の丸構図と放射線構図を組み合わせることも可能です。

ど真ん中に放射線構図を置けば、日の丸構図とも組み合わせることができるので、視線を中央に集中させることができますね。

放射線構図が向いている被写体は以下の通りです。

  • 長い道
  • 奥行きのある街並み
  • 建物の中

3.対角線構図

対角線構図は、被写体を対角線上に置くことで、奥行きや躍動感を作ることができる構図です。

対角線構図を用いることで、写真全体のバランスが良くなります。

被写体を対角線上に置くだけでできてしまうので、比較的簡単にできる構図と言えるでしょう。

また、対角線構図であれば、どんな被写体にもおすすめです。

バランスよく写真を撮りたい場合には対角線構図を使ってみましょう。

4.二分割法(シンメトリー構図)

二分割法は画面を二分割して考えて、メインの被写体を2つ置く構図です。

二分割して、両方の被写体のバランスを取らなければならないので、少し難易度が高い構図となっています。

分割方法は、上下・左右で、どちらでも構いません。

分割したものが、お互いに存在感をしっかりと出さなければならないので、ほかの構図と比べると扱いが難しく、使用頻度も少ないです。

二分割法が向いている被写体は以下の通りです。

  • 風景写真全般
  • 山・海・空
  • 街並み

上下左右がしっかりと分かれている時にとても使える構図なので、海と空を撮影するときにはとても使いやすいです!

ぜひ試してみてください。

5.三分割法

二分割法があれば、三分割法もありますね。

最も使いやすいと言われている構図が、三分割法です!

まずは写真を撮る際に、画面を縦・横で三分割しましょう。

その際に、三分割する線を『分割線』、それぞれの分割線が交わる点の『分割点』といいます。

分割線や分割点を目安にして、自分の主張したい写真を撮りましょう。

それぞれの区切りを目安に置くことで、被写体をバランスよく撮影することができます!

ただし、分割線や分割点は目安でしかないので、きっちりと合っていないといけないわけではありません。

バランスが良ければOKなので、自分で調整もしてしまいましょう!

三分割法もいろいろな場面で使える、汎用性の高い構図です。

ポートレートや風景写真など、意識すればどんな構図にも合うのでぜひ意識して使ってみましょう!

6. 額縁構図

額縁構図は、写真の中に額縁を作る構図です。

被写体を額縁のように置くことによって、被写体を強く強調できたり絵画のような印象を与えたりできるようになります。

額縁構図が向いている被写体は以下の通りです。

  • 建物の入り口
  • トンネルの入り口

特に入り口の撮影に向いているのが額縁構図です。

奥行きを作りやすくなるので、神社の柱やトンネルの入り口で使用してみましょう!

7.アルファベット構図

アルファベット構図の中でも最も使われているのが『S字構図』です。

S字構図は、その名の通り写真の中にS字を描くことによって、遠近感や奥行きなどを表すことができます。

完璧なS字になっている必要はないので、多少崩れていてもしっかりとした印象を与えることができる点がおすすめです!

S字構図が向いている構図は以下の通りです。

  • 大きな川
  • テーブルフォト

アルファベット構図の代表格としてS字構図を紹介しましたが、いろいろなアルファベット構図があるので、ぜひ使ってみてください。

8.サンドイッチ構図

サンドイッチ構図は、被写体をサンドイッチのように囲むことから呼ばれています。

上下左右どちらでもいいのですが、被写体を囲むものがあるときに使ってみましょう。

サンドイッチ構図を使うことで、被写体をより目立たせることができるので、おすすめです。

サンドイッチ構図は、被写体を挟むものがあるときであればどんな被写体にも使うことができます。

被写体以外の部分をぼやけさせることでさらに強調させることもできるので試してみましょう。

9.トンネル構図

トンネル構図は、サンドイッチ構図のように被写体の周りを囲むことによって被写体を強調することができます。

サンドイッチ構図は縦横で挟むことによって作ることができますが、トンネル構図はトンネルのように丸く挟んであげることで作ることが可能です。

基本的には、サンドイッチ構図と同じような使い方をしましょう!

10.三角形構図

次は、三角形構図です。

三角形構図は、その名の通り三角形の被写体を撮影する際に使えます。

三角形構図を利用することで、写真に安定感を出すことができるので、面白い写真になること間違いなしです!

ビルや東京タワーのような三角形のものを撮影するときにも使えます。

また、全体を三角形ととらえて撮影することもできるので、汎用性は高いですね。

バランスの良い写真を撮りたいときにおすすめです。

11. 逆三角形構

三角形構図の逆に、逆三角形構図という構図もあります。

逆三角形構図はそのままの意味で、画面の中に逆三角形を作ることで強調することができます。

逆三角形構図を使うことで、写真に不安定さを表現することができます。

三角形構図よりも使う頻度は少ないですが、覚えておきましょう。

どんな場面でも使うことはできますが、不安定な写真を見ていると精神的に不安になってくることもあるので多用は厳禁です(笑)

12.フィボナッチ構図

最後はフィボナッチ構図です。

フィボナッチ構図は、フィボナッチ数列がもととなって作られた構図です。

自然にできるスパイラルで、台風や貝殻などがこれに当たります。

いわゆる黄金比ですね。

写真の中にフィボナッチのスパイラルを作り出すことで、自然に美しさを作れる構図といわれています。

写真だけでなく、デザインの世界でも多く使われている構図なので、バランスの良さや自然なものを撮影したいときにはとても使いやすいです!

ただ、『無意識で撮影した写真が後から見るとフィボナッチ構図だった!』ということが多いので、気付いたら撮れている構図ともいえるかもしれませんね。

カメラの構図を身に付けるためにやるべきこと

ここまで、カメラの構図について紹介してきましたが、知識として知っていても使いこなせなければ意味がありません。

そこで、ここからは実際に構図を身に付けていく具体的な方法を紹介します。

  • 構図を意識して写真を撮る
  • フォトグラファーの写真の構図を意識して観察してみる
  • 自分で撮った写真をトリミングしてみる

これら3つが構図を身に着ける際に重要なポイントです。

それではそれぞれ紹介します。

構図を意識して写真を撮る

当たり前のことですが、構図を身に付けたいのであれば構図を意識して写真を撮る必要があります。

結局のところ、どれだけ構図を意識して写真を撮ったかが上達にとって一番大事なので、練習あるのみといえるでしょう。

ただ、一眼レフカメラやミラーレスカメラの初心者だと、なかなか慣れないかもしれません。

そこであきらめてしまうと、いつまで経っても身に付くことはないので、できるだけ意識して撮影を続けてみましょう。

とにかく、いろいろなシチュエーションで最適な構図を考えながら撮影することで、最終的に無意識で構図を選ぶことができるようになります。

慣れるまで頑張ってみましょう!

フォトグラファーの写真の構図を意識して観察してみる

次は、フォトグラファーの写真の構図を意識して観察してみることがおすすめです。

プロがやっていることを観察することによって、やるべきこともはっきりすることが考えられます。

最近では、インスタグラムやツイッターなどのSNSサービスで、撮影した写真を載せてくれているフォトグラファーの方も多いので、参考にできる写真はいくらでも見つかりますね!

特に、インスタグラムだと有名なフォトグラファーの方を見つけやすいのでおすすめです。

写真を見る時には、ただ見るのではなく、しっかりと構図を意識してみてみましょう!

自分で撮った写真をトリミングしてみる

いままで撮影してきた写真を実際にトリミングしてみましょう。

トリミングをして、撮影した写真の構図を変更することで、写真の印象がどれくらい変わるのか知ることができます。

それによって、自分の好きな構図や撮影シーンに合った構図を見つけることができますね!

自分の好きな構図を知ることで、撮影に対するモチベーションも高まることがあるのでとてもおすすめの方法です!

カメラで写真をうまく撮るためには構図が超重要!

カメラで写真をうまく撮るためには、構図の理解がとても重要ということがわかっていただけたかと思います。

この記事で紹介した構図以外にもたくさんの構図があるので、それらも参考にするといいでしょう。

ほとんどのカメラで、グリッド表示をすることができるはずなので、初心者のうちはそれを利用して構図を理解することをおすすめします。

また、写真の構図を理解するためにはとにかくたくさんの写真を撮りましょう。

そうすれば、次第に慣れてくるのでストレスなく写真が撮れるようになります!

日本を代表するフォトグラファーをまとめた記事があるので、写真の参考にしてみることおすすめします!

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