写真だと顔の歪みがひどいのはなぜ？治し方もあわせて解説

写真を見たらなぜか顔が歪んで見えて、そんな自分にガッカリしてしまうこと、ありますよね…

歪みの原因は何か、どうすれば歪みを解消できるのか、が気になることでしょう。

結論、写真で顔が歪んで見える主な原因をまとめると以下のとおりです。

写真を見ると顔がひどく歪んでいるのはなぜ？治し方は？

写真を見て顔が「ひどく歪んでる…」と感じたときは、以下の5点を疑ってみてください。

①カメラのレンズの特性

スマホやデジカメなどで多く搭載されている広角レンズは、近距離で撮影すると画像の端に向かって歪みが生じやすくなります。

これはレンズの光学的な特性によるもので、中心に近い部分は正しく映りますが、端にいくほど伸びたり縮んだりして見えるため、特に顔の形が不自然に歪んで見えてしまいます。

この歪みは、レンズが物体からの光を受け取り、それをセンサー上に再現する過程で発生します。

広角レンズはだと広い範囲を捉えられるため、風景写真などでは有利です。

ただポートレート撮影、特に顔のアップで使うと、鼻が大きく見えたり、顔の端が引っ張られたように見えたりするため要注意ですね。

顔を歪めないための対処法/治し方

カメラを使って写真を収める際は、次のポイントを押さえると歪みを抑えられます。

中望遠レンズを使う	顔の写真を撮る場合は、中望遠レンズ（例えば、50mmや85mm）の使用をお勧めします。こうしたレンズは、人間の顔を自然に再現するのに適しており、歪みが少ないです。
広角レンズを使うなら被写体から距離を取って撮影する	広角レンズを使う場合でも、被写体から距離を取ることで歪みを減らせます。顔を中心に撮影するときは、カメラを顔から少し離して、後でトリミングする方法もあります。
編集ソフトの活用	撮影後の画像編集ソフトウェアを使用して、歪みを修正することも可能です。多くの写真編集ソフトには、レンズ歪みの補正機能が備わっています。

カメラのレンズの特性を理解し、適切なレンズ選びと撮影技術を用いることで、写真における顔の歪みを大幅に改善できます。

②撮影時の角度

特に自撮りをする際にスマホを顔の近くに持ってくると、顔の一部が他の部分よりも大きく映りがちです。

これは、カメラが顔の一部に非常に近いため、その部分が相対的に大きく写るためです。

たとえばカメラを顔よりも上から撮影すると、顔の上部が小さく、下部が大きく見えることがあります。

逆に、下から撮影すると、アゴや首が不自然に大きく見えることがあります。

顔を歪めないための対処法/治し方

カメラや顔の位置を工夫すると、よりキレイに映ります！

適切な角度で撮影する	カメラを目線の少し上からにして撮影すると、顔が自然に見えやすくなります。これにより顔のバランスが良く、自然な写真を収められます。自撮り棒を使用すれば、より自然な角度から自撮りができます。
顔からカメラを遠ざける	顔からカメラを少し遠ざけることで、顔の歪みを減らせます。できれば自撮りではなく他人に写真を撮ってもらうことも一つの方法です。
顔を少し横に向ける	顔を直接カメラに向けるのではなく、少し横に向けることで、顔の形がより自然に見えることがあります。異なる角度から複数の写真を撮り、最も自然に見える写真を選ぶことが大切です。

撮影時の角度を意識することで、写真における顔の歪みを大幅に減らし、より自然でバランスの取れた写真を撮れます。

③光の当たり方

不適切な照明や一方向からの強い光は、顔の一部を明るく照らし、他の部分には影を生んでしまいます。

これにより顔の歪みや不均衡を強調してしまいます。

特に顔の一部が強く影になると、その部分が凹んで見えたり、逆に光が強く当たる部分が突出して見えたりします。

顔を歪めないための対処法/治し方

光の当たりについては、次の3点を押さえることで顔が歪んで映りにくくなります。

均一な照明を使う	自然光のもとで撮影するか、複数の光源を使用って顔全体に均一な照明を確保しましょう。これにより顔の形が自然かつ均等に照らされ、歪みが少なくなります。
ソフトボックスやリフレクターを使用する	スタジオ撮影では、ソフトボックスやリフレクターを使用して、光を柔らかくし、顔に均等に分散させられます。これにより硬い影が減り、顔の歪みが目立たなくなります。
撮影角度と光源の位置を調整する	光源を顔の正面やや上から当てると、自然でバランスの取れた影が生まれ、顔の形がより自然に見えます。光源が顔の片側から強く当たると、不自然な影ができやすいため、光の方向にも注意しましょう。
あえて影を利用する	あえて影を利用して、顔の立体感を強調できます。しかしこの方法は技術が必要ですから、どのように影が顔に影響を与えるかを理解してから試してください。

光の当たり方を適切にコントロールすることで、写真における顔の歪みを減らし、より魅力的でバランスの取れたポートレートを撮影することができます。

④日常生活のクセ

長期間にわたる特定の表情や姿勢のクセは、顔の筋肉や骨格に影響を及ぼし、顔の非対称性を引き起こしやすくなります。

たとえば片方の頬で物を噛む、片側だけで笑う、頬杖をつく、猫背でいるなどの行動は、顔の歪みを生じさせる恐れがあります。

顔を歪めないための対処法/治し方

クセの意識化と修正	日常生活でのクセに気づき、それを修正することが重要です。たとえば片側だけで物を噛むクセがある場合は、両側で均等に噛むよう心がけましょう。また、頬杖をつくクセがある場合は、意識して手を使わないようにしましょう。
正しい姿勢を保つ	猫背や首を前に突き出す姿勢は、顔の筋肉に負担をかけ、歪みの原因になります。背筋を伸ばして正しい姿勢を心がけることで、顔の筋肉のバランスが改善されます。
顔のストレッチやマッサージをする	顔の筋肉を定期的にストレッチやマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげ、顔の歪みを減らせます。特に、顔全体を均等に動かすエクササイズをするのが効果的です。
専門家にアドバイスを求める	顔の歪みが気になる場合は、整体師や美容専門家に相談するのも一つの方法です。顔の歪みの原因を特定し、個別に合わせた改善策を提案してくれます。

日常生活のクセはなかなか解消しにくいものです。

意識的に自分で自分を観察し、クセに気が付いたら何かしら記録を残すと修正しやすくなります。

⑤ストレス

ストレスで顔の筋肉(表情筋)が緊張し、それが長期間続くと、ゆっくりと顔の形が変わっていきます。

ストレスを感じると、人は無意識のうちに顔をしかめたり、歯を食いしばったりすることがあります。

これらの表情や動作は、顔の筋肉に不均衡な力を加え、顔の歪みを引き起こす可能性があります。

顔を歪めないための対処法/治し方

適度なストレスはむしろ体に良いのですが、顔がひどく歪むほどの過度なストレスはしっかり解消したいところ。

十分な睡眠・運動をとったり、瞑想・ヨガ・散歩などで意識的にリラックスする時間を設けるのも効果的です。

ストレスを管理しながら顔の筋肉をリラックスさせていくことで、写真での顔の歪みを減らし、より自然でバランスの取れた表情が手に入ります。

⑥加齢

加齢による顔の歪みは、肌の弾力性の低下、筋肉の衰え、脂肪の再分布など、年齢とともに生じる自然な身体の変化によるものです。

こうした変化は、顔の非対称性を引き起こしたり、一方の顔の部分が他方よりも早く老化したりします。

また皮膚のたるみやしわが、顔の一部を引っ張ることで歪みを強調することもあります。

顔を歪めないための対処法/治し方

老化の進行要因は、スキンケア・食事・ストレスなどとさまざま。

体に合ったスキンケア	肌の弾力性を保つためにも、保湿剤や日焼け止めの使用など、体に合ったスキンケアをしましょう。また、肌の老化を遅らせる”抗老化成分”を含む製品を使うのも良いですね。
バランスの取れた食事	肌・筋肉の健康を維持するためにも、健康的な食事は欠かせません。ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を豊富に含む食品を摂取し、十分な水分を確保してください。
適度な運動	定期的な運動は、全体的な血行を促進し、筋肉のトーンを保つのに役立ちます。特に、顔の筋肉を鍛えるフェイシャルエクササイズは、顔のたるみを減らすのに効果的です。
プロフェッショナルな治療	美容クリニックや皮膚科での治療を検討することもできます。ボトックス、フィラー、リフトアップ手術など、さまざまな治療で顔の歪みを改善でき、若々しい外見を取り戻せることでしょう。
十分な休息とストレス管理	良質な睡眠とストレスの低減は、全体的な健康・若さを保つのに重要です。ストレスが多いと肌に悪影響を及ぼし、老化を加速させることがあります。

加齢による顔の歪みは完全には避けられないかもしれませんが、こうした対策を通じて、その進行を遅らせ、より自然でバランスの取れた外見を維持できます。

顔が左右対称になるメリットは？

上記で解説した歪みが解消されると、こんなメリットがあります。

美的な魅力が向上する

一般的に、人間は左右対称の顔を美しいと感じる傾向があります。

顔が対称的であると、より魅力的に見える可能性が高まります。

印象が良くなりやすい

左右対称の顔はバランスが取れていると感じられ、心地よくて秩序ある人と見られやすく、相手に好印象を与えられます。

面接やデート、写真撮影などさまざまな場面でプラスの影響をもたらすことがあります。

自信を高く持てる

上記の2点から自分の外見に自信を持つことで、内面的な自信向上にも繋がります。

顔の左右対称性を意識することで、外見に対してより満足できるようになり、さらに自信を持って行動できることでしょう。

健康的な印象を与えられる

顔の左右対称性は健康や遺伝的優位性と関連があるとされています。

そのため、顔の対称性は健康的で若々しい印象を与えられます。

まとめ～写真における顔の歪みの原因・対策を押さえよう～

写真で顔がひどく歪んで見える主な原因は、カメラのレンズ特性、撮影角度、光の当たり方、日常のクセ、ストレスです。

これらはレンズによる歪みや不自然な光の影響、撮影の位置、生活習慣などが影響しています。

顔の歪みを減らすには、適切なレンズ選択、自然な光、正しい撮影角度の利用、生活習慣の改善が有効です。また、ストレスの管理も重要です。

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